ダイエット効果があるオイルの種類は?本当に痩せるオイル4選!

“ノンオイル”や“オイルフリー”などの言葉に表れているように、何かと良くないイメージがつきまとう“オイル”。
オイルとは言うまでもなく油のことですが、どうしても“油=脂肪”と結びつけられてしまうので、ダイエットにオイルは大敵だと考えている人も多いことでしょう。

ですが、ここ最近になってオイルを美容のために利用するオイル美容が注目されるようになり、ダイエット効果のあるオイルを積極的に取り入れていこうというダイエット法が人気を集めています。

ですが、本来、オイルは高カロリーなもの。
オイルにもさまざまな種類があるので、間違った取り入れ方をしてしまうとダイエットに効果があるどころかカロリーオーバーを招くことも。

そこで今回は、ダイエット効果があるオイルの種類として、本当に痩せるオイルを4種類ご紹介したいと思います!

 

ダイエットに効果があるオイルなんてあるの?

オイルは、蓄積するオイル蓄積しないでエネルギーとして代謝されるオイルの2種類に大きく分けられます。

かつてオイルに対してもたれていた“太る”というイメージは、蓄積するオイルに対してのもの。
蓄積するオイルは動物性油脂である飽和脂肪酸のことで、飽和脂肪酸を過剰に摂取すると細胞や血管に脂肪が蓄積し、結果として太ってしまうんですね。

一方、同じオイルでも、オメガ3系の不飽和脂肪酸や飽和脂肪酸の中でも中鎖脂肪酸は、体に蓄積しないオイルなので、ダイエット中に摂取するオイルとしては最適です。

ダイエットの鉄則は血糖値の急上昇を抑えること。
大腸の炎症を抑えると血糖値の上昇が約30%低下するというデータがあり、その点で抗炎症作用のあるオメガ3系のオイルは痩せる油だといえるでしょう。

 

本当に痩せるオイルはこの4種類!

亜麻仁オイル(フラックスシードオイル)

亜麻仁オイルオメガ3系という種類のオイルで、生活習慣病の予防や更年期症状、PMS(月経前症候群)の緩和などが認められているオイルです。
αリノレン酸が器官に働きかけて脂肪の燃焼をサポートすることから、ダイエットを目的に摂取する人も多いオイルです。

亜麻仁オイルには、女性ホルモンに似た働きをするリグナンというファイトケミカルが含まれているので、女性特有のがんや腫瘍などの予防にも効果が期待できます。
さらに女性ホルモンの減少によって起こる更年期症状やPMS、骨粗しょう症の予防や緩和にも効果的。
欧米では、更年期による心身の不調を予防・改善するために亜麻仁オイルやそのサプリメントを摂取することが定番になっているほど、亜麻仁オイルには女性にうれしい成分が凝縮されているんですね。

亜麻仁オイルはとても酸化しやすいので、冷蔵庫で保管し、非加熱で生のまま摂取します。
ドレッシング感覚でサラダにかけて食べたり、野菜ジュースなどに入れて飲むなど、女性ホルモンの減少をサポートするサプリメントとして摂取するのがおすすめです。

 

エゴマオイル

エゴマオイルオメガ3系という種類のオイルで、古くから食用にされてきた数少ない国産オイルのひとつです。
エゴマオイルはαリノレン酸を豊富に含んでいるので、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病の予防が期待できます。
エゴマオイルに含まれているファイトケミカルにはアレルギーを抑制する効果があるので、重症のアレルギー症状や花粉症で悩んでいる人にも最適。

エゴマオイルはとても酸化しやすいので、冷蔵庫で保管し、非加熱で生のまま摂取します。
エゴマオイルには独特のえぐみがあるので、青菜のおひたしや納豆など、クセや苦みのある食材と合わせると相性が良いでしょう。
野菜ジュースなどに入れて摂取するのもおすすめです。

 

オリーブオイル

オリーブオイルオメガ9系という種類のオイルで、抗酸化作用と血液浄化、腸内環境を整える効果があります。
オリーブオイルはオレイン酸を豊富に含んでいるので、腸のぜん動運動を促進し、便秘解消に効果があります。
また、オリーブオイルに含まれているスクワレンは、活性酸素を抑制し、血液を浄化してくれる働きも。

オリーブオイルは、生産される地域や品種、製造過程によって味も香りもさまざまなので、嗜好品として楽しむことができます。
抗酸化成分であるポリフェノールが摂取できるオリーブオイルは、インナービューティーの代表的なオイルだといえるでしょう。

オリーブオイルは加熱に強く、風味も良いのでいろいろな料理に使いやすいオイルです。
オリーブオイルは直射日光が当たらない冷暗所で常温保存します。

 

ココナッツオイル

ココナッツオイルは飽和脂肪酸という種類のオイルで、その中でも脂肪として蓄積せずに効率よくエネルギーとして代謝される中鎖脂肪酸です。
そのため、ココナッツオイルはダイエットに最適なオイルだといわれています。

ココナッツオイルにはほんのりとした甘さがあり、飽和脂肪酸だけに満足感も得られるのが魅力。
脂肪燃焼に働くケトン体を増やす効果もあるので、痩せる油として注目が集まっているんですね。
また、ココナッツオイルはアルツハイマー病の予防・改善に効果があるとされています。

ココナッツオイルは加熱に強く、ココナッツ特有の風味があるので、脂肪燃焼効果の高いコーヒーに入れて飲むのもおすすめです。
ココナッツオイルは直射日光が当たらない冷暗所で常温保存します。

 

1日に必要なオイル摂取量は?

ダイエットをする際に気になるのはやっぱり“カロリー”ですよね。

以上に挙げたオイルのうち、もっともカロリーが低いオイルはどれだと思いますか?
これは意外かもしれませんが、実はどのオイルもカロリー自体は一緒
100gで921キロカロリー、大さじ1杯(12g)に換算すると約110キロカロリーという計算になります。

ですが、亜麻仁オイルやエゴマオイルなどの不飽和脂肪酸は体脂肪として蓄積することがないオイルなんですね。
良質なオイルを適量摂取することで食事の満腹感も高くなり、結果として間食が減り、ダイエット効果につながるというわけです。

さて、1日に必要なオイル摂取量の目安はどれくらいになるかというと、体重を2で割ってグラム表示した量になります。

体重(kg)÷2=1日のオイル摂取量(g)

日本人女性の平均体重で計算すると、大さじ1~2杯ほど。
これは、食事の中で肉や魚などから摂取している脂質を差し引いた量になります。

ダイエットに効果があるオイルといっても、むやみに摂取すれば当然カロリーオーバーを招くことになります。
質の悪いオイルを良質なオイルに置き換えながら、ダイエットにオイルを上手に取り入れていきましょう!


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