妊娠検査薬で陽性反応が出たにもかかわらず、その後に生理が始まってしまったり病院で妊娠が確認されなかったり…。このようなケースを化学流産といいますが、妊娠を望んでいる妊活中の女性にとって、妊娠判定が陽性と分かった後の化学流産はとてもショックが大きいものです。ですが、「化学流産後は妊娠しやすい」という噂があるのはご存じですか?
この記事では、化学流産後に妊娠しやすいのは本当なのか、すぐに妊娠した人の有無や化学流産後の妊娠率を徹底調査します。「化学流産後は妊娠しやすい」と言われる理由や根拠についてもご紹介しますので、噂の真相を確認してくださいね!
化学流産後は妊娠しやすいって本当?
「化学流産後は妊娠しやすい」ということが妊活をしている人たちの間でよく言われているようですが、その噂は果たして本当なのでしょうか?化学流産後すぐに妊娠した人はいるのか、徹底調査してみました。
化学流産後すぐに妊娠した人はいる?
「化学流産後は妊娠しやすい」と言われることもあるようですが、実際にすぐ妊娠した人はいるのでしょうか?化学流産後、翌月に妊娠した人から半年以内に妊娠した人まで、体験談をご紹介します。
化学流産後、翌月に妊娠した
まずは、化学流産後、生理を待たずに翌月妊娠した人の体験談をご紹介します。
化学流産後は生理周期が乱れやすいと言われる中、翌月に妊娠したという妊活ボイスも数多く見られました。
化学流産後、生理を1回挟んで妊娠した
つぎは、化学流産後、生理を1回迎えてから妊娠した人の妊活ボイスをご紹介します。
ホルモンバランスが崩れやすい化学流産後でも、生理を1回挟んで妊娠したという人もいました。
化学流産後、半年以内に妊娠した
さらに、化学流産後すぐに妊娠したとは言えないかもしれませんが、半年以内に妊娠した人の妊活ボイスをご紹介します。
化学流産後、半年以内の妊娠を「すぐに妊娠した」と表現するのは厳しいかもしれませんが、生理周期が整ったことで妊娠しやすくなった人もいるのかもしれませんね。
化学流産後の妊娠率は?妊娠しやすいとは言えない?
化学流産後、翌月から半年以内に妊娠した人の妊活ボイスをご紹介しましたが、化学流産後の妊娠率は本当に高いと言えるのでしょうか?妊活中の女性の中には、化学流産後すぐには妊娠しなかった人ももちろんいるのです。
化学流産後の妊娠率は、正直言って高いとも低いとも断言できません。化学流産後、すぐに妊娠する人もいれば、すぐには妊娠せず時間が必要になる人もいます。無責任な言い方にはなってしまいますが、妊娠するときは妊娠しますし、妊娠しないときは妊娠しないのです。
「化学流産後は妊娠しやすい」と言われる理由や根拠
化学流産後、すぐに妊娠する人もいれば、すぐには妊娠しない人もいる中、「化学流産後は妊娠しやすい」と言われているのはどうしてなのでしょうか?その理由や根拠をご紹介します。
妊娠の準備ができているという証拠だから
化学流産とは、受精卵が子宮内に着床したものの、何らかの理由で成長できずに流れてしまった状態を指します。結果的に流産になってしまったとはいえ、排卵・受精・着床ができたわけですから、妊娠の準備ができているという証拠になります。
化学流産によって、女性側も男性側も妊娠に問題がない状態だということが証明できたので、「化学流産後は妊娠しやすい」と言われるようになったのでしょう。
流産後のケースと混同されているから
流産の種類には、大きく分けて自然流産と化学流産がありますが、この2種類の流産が混同されて「化学流産後は妊娠しやすい」と言われるケースがあります。
一般的に「流産後は妊娠しやすい」と言われますが、この場合の流産とは自然流産のことで、化学流産のことを指しているわけではないということです。
妊娠しやすいのは化学流産後ではなく流産後
「化学流産後は妊娠しやすい」と言われているのは、どうやら流産後のケースと勘違いされている可能性が高いようです。
では、「流産後は妊娠しやすい」と言われている理由や根拠はどのようなところにあるのでしょうか?
子宮内の環境がリセットされるから
「流産後は妊娠しやすい」と言われる理由や根拠として、「子宮内の環境がリセットされる」ということが挙げられます。
通常、流産の処置には、子宮内に残っている胎児や胎盤などの内容物をきれいに取り除くソウハ手術が行われます。この処置によって子宮内の環境がリセットされるため、受精卵が着床しやすい状態になるようです。
以上のことから、「流産後は妊娠しやすい」と言われているわけですが、化学流産の場合は流産後の処置が必要ないので、生理後の状態と同じように扱われることになります。そのため、流産後の処置が必要な流産と比べて、とくに妊娠しやすいとは言えないのです。
化学流産後に妊娠しやすいかどうかは個人差あり!
化学流産後すぐに妊娠した人や妊娠しなかった人の妊活ボイスをご紹介し、化学流産後の妊娠率を徹底調査しましたがいかがでしたか?「流産後は妊娠しやすい」と言われるのは、化学流産ではなく自然流産の場合に当てはまることだったようです。
化学流産後に妊娠しやすいかどうかは、やっぱり個人差があるもの。化学流産後の妊娠率は生理後の妊娠率と変わりないとされているため、とくに妊娠しやすいとは言えないでしょう。
ですが、化学流産によって排卵・受精・着床できるという事実が分かったので、希望をもって妊活を行っていけますね!焦らずゆったりと構えて、赤ちゃんがやって来てくれるのを待ちましょうね。
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