“プロテイン=スポーツをしている人が運動の前後に飲むもの”
というイメージをもっている人も多いと思いますが、このプロテイン、実はバストアップにも効果的だということをご存知ですか?
育乳に勤しむバストアッパーさんたちの中では、
“プロテイン=育乳をしている人がバストアップのために飲むもの”
というイメージに変わりつつあるようです。
最近では、育乳にプロテインを活用する人も増えてきましたよね。
「プロテインを飲んで10㎏太った後、バストのサイズを維持したままダイエットに成功した!」
というエピソードが有名な、ほしのあきさん。
ほしのあきさんのように、もともと痩せ型の女性がいったん太ってから痩せるというのは、バストアッパーさんなら誰もが一度は耳にしたことのあるバストアップ法かもしれません。
ですが、ただ漠然とプロテインを摂取しているだけでは、バストアップにつながらないんです。
そこで今回は、バストアップに効果的なプロテインの選び方と飲み方について、徹底解説していきます!
目次
プロテインとはどんなもの?
では、そもそもプロテインとは、一体どんなものなのでしょう?
プロテインとは、直訳すると“タンパク質”という意味。
ですが、一般的に“プロテイン”というと、タンパク質を主成分としたサプリメントを指します。
3大栄養素のひとつとして知られるタンパク質は、血や筋肉を作り、ホルモンの分泌にも働く、体にとって必要不可欠な栄養素。
タンパク質の主な効果は以下になります。
- 血や筋肉を作る
- 健康で美しい肌や髪を作る
- エネルギーを作る
- 免疫力を強化する
- 過剰に摂取した塩分を緩和する
- 脳の病気を予防する
- 貧血を予防する
- 骨を強化する
プロテインには、バストアップ効果だけでなく、わたしたち人間が健康に生きていくために必要不可欠な役割がたくさんあるんですね!
プロテインのメリットは?
さて、バストアップ効果が期待できるプロテインですが、そのメリットはどんなところにあるのでしょうか?
プロテインの気になるメリットについて見ていきますね!
良質なタンパク質を効率よく摂取することができる
プロテインのメリットは、ただ単にタンパク質を摂取できることだけではありません。
タンパク質はタンパク質でも、良質なタンパク質を効率よく摂取することができるというところにあります。
では、この良質なタンパク質というのはどういったものかというと、“必須アミノ酸”がバランスよく配合されているタンパク質を指します。
アミノ酸は簡単にいうと、タンパク質を構成しているもので、全部で20種類あります。
“必須アミノ酸”と“非必須アミノ酸”に大きく分けられますが、20種類あるアミノ酸のうち9種類の必須アミノ酸は、体内で合成することができません。
そのため、食事から摂取する必要があるんですね。
必須アミノ酸 | 非必須アミノ酸 |
---|---|
|
|
ですが、実際に食事から摂取できるアミノ酸の量は不十分だと言われています。
そのため、食事に加えてプロテインを摂取することで、必要なアミノ酸を十分に補うことができ、バストアップ効果を得られるということになるわけです。
良質なタンパク質を低カロリーで摂取することができる
タンパク質は、肉類や魚類、大豆製品などに多く含まれていますが、食事から9種類の必須アミノ酸をバランスよく摂取しようとすると、高カロリーになってしまうことも。
それに比べてプロテインは、良質なタンパク質を比較的低カロリーで摂取することができるというメリットがあります。
良質なタンパク質を効率よく摂取することができ、しかも低カロリーに抑えてくれるプロテイン。
バストアップ効果を期待しつつもカロリーが気になる女性にとって、強い味方になってくれること間違いなしですね!
プロテイン摂取がバストアップに効果的な理由は?
バストアップに必要不可欠な良質なタンパク質を効率よく低カロリーで摂取できるプロテインですが、気になるのはそのメカニズム。
どうしてプロテイン摂取がバストアップにつながるのかということですよね。
まず、バストの構造から見ていきましょう。
バストは、大胸筋、脂肪、乳腺という3つの要素から構成されています。
まず、バストを支える土台となる要素が、大胸筋という筋肉。
大胸筋がしっかりしていないと、バストについた脂肪を支えることができず、バストが垂れる原因となってしまいます。
そして、バストのほとんどを占める要素が、脂肪。
バストは脂肪でできていると言っても過言ではありません。
その脂肪をバストに蓄える役割を担っている要素が乳腺です。
バストにおけるそれらの割合は、脂肪:乳腺=9:1と言われています。
脂肪と乳腺は密接に関係し合っていて、乳腺の発達に伴ってバストの脂肪も増加していきます。
そのため、乳腺を発達させることがバストアップにつながるというわけですね。
では、どのようにして乳腺を発達させていけばいいのでしょう?
ここで重要なカギを握っているのが、良質なタンパク質、すなわちプロテインです。
プロテインには、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌を促進させる作用が期待できると言われています。
プロテイン摂取によって乳腺が発達→バストの脂肪が増加する→バストアップ
このメカニズムが、プロテイン摂取がバストアップに効果的な理由です。
プロテインの種類とそれぞれの特徴は?
バストアップに効果的なプロテインですが、ひと口にプロテインと言ってもその種類はいろいろ。
どんなプロテインを選んだらいいのか、いまいち分かりませんよね。
プロテイン摂取がバストアップに効果的な理由が分かったところで、プロテインの種類とそれぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
プロテインには、タンパク質を抽出した原料によっていくつか種類がありますが、そのうち手に入りやすく味も良く、女性におすすめなのが以下の2種類。
- ホエイプロテイン
- ソイプロテイン
それぞれのプロテインの特徴を詳しく見ていきますね。
種類 | 原料 | 特徴 |
---|---|---|
ホエイプロテイン | 牛乳 |
|
ソイプロテイン | 大豆 |
|
ホエイプロテイン
牛乳のタンパク質のうち20%を占める乳清から作られているのが、ホエイプロテイン。
一般的にプロテインと言えば、ホエイプロテインのことを指すほど、ホエイプロテインは一番メジャーなプロテインです。
中でも、WPC(ホエイプロテインコンセントレート)は値段が安く、味も豊富で手に入りやすいため、プロテインデビューにもおすすめのプロテインになります。
ホエイプロテインの一番のメリットは、何と言っても吸収が早いこと。
飲んで2~3時間で体内に取り込まれるため、筋トレ後すぐにアミノ酸血中濃度を上げたい場合に有効です。
WPC(ホエイプロテインコンセントレート)のタイプには、乳糖(ラクトース)が含まれているので、乳糖を分解するラクターゼが少ない人の場合、分解しきれずにお腹を下してしまうことも。
そういった人には、乳糖が含まれていないタイプのWPI(ホエイプロテインアイソレート)がおすすめです。
ソイプロテイン
大豆から作られているのが、ソイプロテイン。
以前は、美味しくなくて溶けにくいという印象だったソイプロテインですが、最近では味が改良され、溶けやすい商品も多くなりました。
プロテインには豊富なタンパク質はもちろん、脂質が含まれているため、それらの吸収が早いと過剰摂取になり、太りやすくなってしまうことが。
その点、ソイプロテインは、体内への吸収速度が約5~8時間で、ホエイプロテインに比べると吸収に時間がかかるのが特徴。
ダイエット中に摂取するプロテインとしても最適なんですね。
吸収が遅いため、寝る前や食事の間隔が空いてしまうときなどに飲むのがおすすめです。
ソイプロテインには、エストロゲン様作用を有する大豆イソフラボンが含まれているため、バストアップ効果を狙うなら、摂取しない手はないでしょう。
プロテインの選び方と効果的な飲み方は?
プロテインの種類とそれぞれの特徴が分かったところで、これらの選び方と効果的な飲み方について見ていきましょう!
まずは、摂取のタイミング別、プロテインの選び方から。
朝食や昼食時に飲む
プロテインは、朝食や昼食時の栄養補給にもぴったり!
とくに朝は、体の中から水分や栄養素などが枯渇してしまっている状態なので、速やかに栄養を補給してあげることがバストアップにつながります。
肉類や魚類、大豆製品などをしっかり摂取したくても、朝や昼の忙しい時間帯にはなかなか難しいこともありますよね。
そんなときには、プロテインで良質なタンパク質を摂取するようにしましょう。
朝食や昼食時にプロテインを飲む場合、吸収が早いホエイプロテインがおすすめです。
筋トレの前後に飲む
プロテインによるバストアップ効果を高めるには、ただプロテインを飲むだけではなく、筋トレを併用する必要があります。
筋トレの前後にプロテインを飲んで良質なタンパク質を摂取することで、大胸筋をはじめとする胸筋を効率的に発達させることができます。
やせ型細身体型のバストアッパーさんの場合、バストアップのためにはまず太ることが必要!
筋肉と脂肪の両方を増やしていくのが理想なので、筋トレの前後に吸収が早いホエイプロテインを摂取するのがおすすめです。
就寝前に飲む
就寝中には多くの成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンが活発に機能している就寝中に、プロテインで良質なタンパク質を補ってあげることで、女性ホルモンの働きが活発になり、効率的なバストアップにつながります。
就寝前に飲むプロテインとしておすすめなのは、ソイプロテイン。
吸収が遅いので、太ってしまう心配もほとんどありません。
つぎに、プロテインの効果的な飲み方について。
数回に分けて摂取する
バストアップに関係なく、一日に必要なタンパク質の量は体重×2gと言われています。
つまり、体重が50㎏の女性の場合、一日あたり50×2g=100gのタンパク質が必要になるということです。
では、100gのプロテインを一度に摂取すればいいのかというと、そうではありません。
なぜなら、タンパク質は体内に貯めておくことができない栄養素なので、大量に摂取しても余剰分が排出されてしまうからです。
100gのプロテインを一度に摂取しても、吸収されずに排出されてしまっては意味がありません。
プロテインを摂取するときは、一日に必要な摂取量を数回に分けてこまめに摂取しましょう。
豆乳に溶かして飲む
バストアップに効果的な栄養素と言えば、大豆イソフラボンが有名ですよね。
プロテインは、一般的に牛乳に溶かして飲むことが多いですが、これを豆乳にすることで大豆イソフラボンも一緒に補うことができます。
豆乳は、牛乳と比較して低カロリーなので、太りにくいというのも安心できますね!
プロテイン摂取の副作用や注意点は?
プロテインに限らず何でもそうですが、サプリメントの場合、摂取量が過剰になると体調を壊してしまう恐れがあります。
その代表的なものが、肝臓。
摂取したプロテインの量が過剰になり、体内において余りが生じると、その余剰分は肝臓で分解される仕組みになっています。
ですが、肝臓はプロテインの分解とともに合成も行っているため、それらが同時に行われることで両方の作業能率が低下してしまいます。
しかも、サプリメントを摂取することで本来の仕事量以上の作業を行っているわけですから、肝臓への負担は当然大きくなります。
そんな状態が続けば、やがて肝臓は弱りきって、病気を発症しやすくなってしまうんです。
また、同じようなことが腎臓にもいえます。
プロテインは、分解されるとその一部がアンモニアという有害な物質に変化します。
このアンモニアを尿素という無害な物質に変えているのが肝臓で、その尿素を排出する役割を行っているのが腎臓です。
プロテインを過剰に摂取してしまうと、もちろん尿素の量も増えるので、尿素を排出する腎臓の仕事量が多くなります。
そうすると、腎臓は働きっぱなしの状態になり、結果、疲れきって病気にかかりやすくなってしまうんです。
プロテインを摂取すればするほどバストアップ効果が上がるというわけではないので、この点は注意しておいてくださいね!
まとめ
以上、育乳にはプロテインが効果的なこと、そして、バストアップに効果的なプロテインの選び方と飲み方についてお伝えしました。
良質なタンパク質を効率よく、低カロリーで摂取することができるプロテインは、バストを構成する大胸筋、脂肪、乳腺のすべてに働きかけ、バストアップ効果を発揮してくれるものだということが理解できたと思います。
ひと口にプロテインと言っても、その種類や特徴はさまざまなので、摂取のタイミングによってホエイプロテインとソイプロテインを使い分けたり、飲み方を工夫したりするのが賢い育乳方法です。
バストアップに効果的なプロテインですが、くれぐれも過剰摂取には気をつけて、育乳に上手に取り入れていきましょう!
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