その名前からも分かるように、女性ホルモン成分を含んでいるとされているクラブホルモンクリーム。
バストアップや黒ずみに効果があるとして、胸を大きくしたい女性はもちろん、女性化を望む男性にも女性ホルモンクリームとして愛用されています。
クラブホルモンクリームにはバストアップ効果のほかに優れた保湿作用があるなど、さまざまな使い方ができ、リーズナブルな価格で続けやすいことも口コミで評判です。
その一方で、クラブホルモンクリームには副作用や毒性のリスクがあることも懸念されています。
結論から言うと、クラブホルモンクリームは長い歴史のあるロングセラー商品で、その成分には重篤な副作用や毒性はありません。
ですが、敏感肌の方には注意が必要な場合があるため、その理由をお伝えします。
あわせてバストアップや黒ずみに効果が期待できる使い方についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
クラブホルモンクリームとは

クラブホルモンクリームは、1935年(昭和10年)から販売されているロングセラーのスキンケア商品です。
まずは、クラブホルモンクリームはどんなスキンケア商品なのか紹介します。
クラブホルモンクリームの化粧品メーカーは?
クラブホルモンクリームの“クラブ”ブランドを手がけているのは、クラブコスメチックスという化粧品メーカーです。
クラブコスメチックスは、1903年に創業した歴史のある化粧品メーカーで、クラブホルモンクリームのほかには『クラブ 湯上りすっぴんパウダー』や『クラブ エアリータッチパウダー』などが比較的新しいコスメとして知られています。
2021年にはマリークヮントコスメチックスのセカンドブランド“デイジードール バイ マリークヮント”も誕生しました。
クラブコスメチックスは、その時代ごとのスキンケアへのニーズを反映し、時代を超えて長く愛され続けている老舗化粧品メーカーです。
クラブホルモンクリームの女性ホルモン成分と効果は?

クラブホルモンクリームは、女性ホルモン成分“エチニルエストラジオール”を配合した弱油性保湿クリームです。
女性ホルモンを模した成分“エチニルエストラジオール”を配合することで、ハリとうるおいのある肌を目指す女性ホルモンクリームとして開発されました。
主に化粧水や乳液の後に使うことで、保湿をしながら肌荒れを防ぐ効果が期待されています。
女性ホルモン成分エチニルエストラジオールの効果
クラブホルモンクリームの大きな特徴として挙げられる成分は、その名前からも分かるように女性ホルモン成分であるエチニルエストラジオールです。
この成分は、女性ホルモンに似た性質を持ち、肌にハリを与えたり弾力をサポートしたりする働きがあります。
そのため、クラブホルモンクリームにはバストアップ効果への期待が寄せられることが多く、胸を大きくしたい女性はもちろん、女性化を望む男性にも愛用されているようです。
また、女性ホルモンの働きを補う成分として知られるエチニルエストラジオールは乾燥や肌荒れを防ぐことにも役立ちます。
乾燥による肌トラブルに積極的にアプローチし、しっとりとしたうるおいが長時間続くのが特徴です。
全身の保湿や肌の質感ケアにも効果が期待できるため、特に乾燥肌の方に効果が期待できます。
さらにクラブホルモンクリームは脇やデリケートゾーンの黒ずみやくすみの軽減、肌のトーンアップにも効果が期待できると評判です。
顔だけではなく全身に使える便利さがあり、ハンドクリームやボディクリームとしても活躍します。
その多機能性が、万能な女性ホルモンクリームとして幅広い年代に支持される理由になっているようです。
女性ホルモン成分のほかに有効な成分と効果
クラブホルモンクリームには、女性ホルモン成分のエチニルエストラジオールのほかに、主な成分として、水、グリコール、グリセリン、ステアリン酸が含まれています。
以下は、クラブホルモンクリームの全成分です。
水,グリコール,グリセリン,ステアリン酸,ステアリン酸Na,PEG-4,PG,ステアリン酸エチル,ステアリン酸グリセリル,ステアリン酸K,セタノール,メチルパラベン,香料,エタノール,BG,ジメチコン,トコフェロール,シアノコバラミン,ピリドキシンHCl,エチニルエストラジオール,カリンエキス,タチバナ果皮エキス,ダイズ種子エキス
クラブホルモンクリームは女性ホルモン成分を含む女性ホルモンクリームなので、バストアップの効果が話題になりがちですが、効果はそれだけではありません。
バストアップを目的としたバストケアのほかに、美白やニキビケアなどの効果も期待されており、多用途なスキンケアアイテムとして支持されている女性ホルモンクリームです。
クラブホルモンクリームに含まれるグリセリンやステアリン酸は保湿効果が高く、乾燥肌の改善や肌のハリ感アップに役立ちます。
肌のうるおいを長時間キープする効果があるため、クラブホルモンクリームはスキンケアにおいてバランスの取れた効果が期待できる保湿クリームだと言えるでしょう。
クラブホルモンクリームの使用感は?

クラブホルモンクリームの使用感は、なめらかで伸びが良いのが特徴です。
適度な油分が含まれている弱油性のテクスチャですが、ベタつきにくく、軽やかな付け心地に定評があります。
クラブホルモンクリームはバニシングタイプのクリームなので、塗布後はマットな肌感になるのも特徴です。
また、全身に使用する場合も少量でよく伸びるため、コストパフォーマンスの高さも魅力のひとつです。
この使用感の良さによって、クラブホルモンクリームはデリケートな肌の方でも心地よく使用できるクリームとして評価されています。
長年愛されているクラブホルモンクリームは、クラシックな香りも特徴のひとつですが、香料が苦手な方や匂いが気になるという方もいるようです。
このような口コミを踏まえて、匂いについてはローズの香りに変更されました。
バストアップクリームやムダ毛抑毛クリームとして広範囲での使用を考えている場合は、相性の良い香りかどうかテスターを試してみるのがおすすめです。
クラブホルモンクリームの価格や内容量は?
クラブホルモンクリームは、内容量60gで価格660円(税込)と、リーズナブルな価格帯になっています。
手に取りやすいプチプラコスメとしても注目されており、手軽に毎日のスキンケアに取り入れやすいことから多くのユーザーに長年愛されてきました。
クラブホルモンクリームは発売当初から処方がほぼ変わらず、ぷっくりとした可愛らしい容器の形状も同じです。
最近では環境に配慮したパッケージ変更が行われ、これまで評価が分かれていた匂いもローズの香りにリニューアルされました。
このようにクラブホルモンクリームは長年愛され続けてきたロングセラー商品として安心感があるうえ、コストパフォーマンスの良さでも高い評価を受けています。
クラブホルモンクリームはどこで売ってる?販売店や取扱店舗は?

クラブホルモンクリームは、全国のドラッグストア・薬局・スーパー・バラエティショップなど、化粧品の取扱店舗で販売されています。
ですが、一部取り扱いのない店舗や販売数が限定される場合もあるため、購入の際は在庫状況に注意が必要です。
クラブホルモンクリームの販売店や取扱店舗が身近に見つからない場合は、クラブコスメオンラインでも購入できます。
クラブホルモンクリームの副作用や毒性は?

クラブホルモンクリームの主成分であるグリコールは保湿効果が期待される成分です。
多種あるグリコールのなかには軽度な刺激性のあるグリコールもあり、副作用として経皮吸収による体内への影響や毒性があるリスクが懸念されることもあります。
基本的にグリコールは、化粧品のほかに食品や医薬品などにも使われるほど安全性が高い成分です。
グリコールの毒性は非常に低く、人体にはほとんど無害であることが分かっていますが、それでも100%毒性がないわけではないため、敏感肌の方の使用には注意が必要かもしれません。
また、エチニルエストラジオールは女性ホルモンの一種であり、ホルモンバランスへの副作用が懸念されることから、特に慎重な使用が求められます。
このような成分の特性を踏まえ、クラブホルモンクリームの使用前には体質や肌質との相性を確認すると良いでしょう。
クラブホルモンクリームは敏感肌にはおすすめできない?

クラブホルモンクリームに含まれる女性ホルモン以外の成分には、保湿成分であるグリセリンやステアリン酸があり、乾燥肌にしっとり感をもたらしてくれます。
その一方で、クラブホルモンクリームには刺激性がある成分として知られるグリコールも含まれるため、敏感肌の方や肌のバリア機能が弱い方は使用を避けたほうが良い場合があるようです。
クラブホルモンクリームは優れた保湿力を謳っていますが、低刺激性の評価は他製品に比べて低い傾向があります。
敏感肌の方に対しては、含有成分の刺激性や毒性の可能性が問題視されることがあるため、初めて使用する際は必ずパッチテストを行い、異常が見られた場合はすぐに使用を中止してください。
クラブホルモンクリームは特に乾燥肌や油分不足を感じている方に効果があるとされていますが、肌質による個人差が大きいので注意が必要です。
クラブホルモンクリームでアレルギーや刺激反応を起こさないためには?
クラブホルモンクリームの成分リストには、エタノールやパラベンなど、敏感肌の方に刺激を与える可能性がある成分も含まれています。
そのため、クラブホルモンクリームを初めて使用する場合、アレルギーや刺激反応が発生する可能性があるため、事前に小さな箇所でパッチテストを行うことが大切です。
アレルギーや肌トラブルが発生した際には速やかに使用を中止し、必要に応じて皮膚科専門医に相談してください。
また、事前に成分を確認し、過去にアレルギーを起こしたことのある成分が含まれていないかを確認することも重要です。
クラブホルモンクリームは妊娠中や授乳中にも使用できる?

クラブホルモンクリームはエチニルエストラジオールという女性ホルモンの成分が含まれている女性ホルモンクリームなので、妊娠中や授乳中の使用には注意が必要です。
ホルモンバランスへの影響が懸念されるため、妊娠期や授乳期に使用する場合には必ず医師に相談し、使用しても良いかどうか確認しましょう。
女性ホルモンの成分が体内に吸収されて胎児や乳児に影響を与える可能性も考えられるため、妊娠中や授乳中は安全性を最優先に考えることが大切です。
クラブホルモンクリームの効果的な使い方

女性ホルモンに作用するクラブホルモンクリームは、正しい使い方をすることで効果を発揮しやすくなります。
使用するタイミングはいつがいいのか、また使用する頻度はどれくらいが適切か、他の化粧品と一緒に使うときの順番や適切な使用量、おすすめの塗り方について確認しましょう。
クラブホルモンクリームを使用するタイミングと頻度は?
クラブホルモンクリームは、スキンケアの最後に蓋をするような役割で使用するのが効果的です。
公式では基本的に朝と夜の1日2回の使用が推奨されています。
ただし、保湿力や肌への刺激を考慮し、特に乾燥が気になる箇所に重点的に使うのがおすすめです。
朝は化粧下地としても活用でき、使用後はファンデーションの密着感を高める効果も期待できます。
一方、夜は肌の修復時間を意識したケアが重要であることから、たっぷりめに塗布することがポイントです。
クラブホルモンクリームを他の化粧品と一緒に使うときの順番は?

クラブホルモンクリームは、他のスキンケア商品と組み合わせることでその効果を最大限に引き出せます。
化粧水や乳液で肌を整えた後に使用することで、保湿効果を高め、肌をしっかり保護することが可能です。
また、乾燥が気になる方は、クラブホルモンクリームの前に美容液を使用すると、保湿成分がさらに深部まで届きやすくなります。
ただし、美容液を一緒に使うときは低刺激性のものを選ぶことが大切です。
特に敏感肌向けの商品を併用すると肌トラブルを予防することができるでしょう。
クラブホルモンクリームの適切な使用量は?
また、クラブホルモンクリームの効果を最大限に引き出すには、適量を守って使用することが大切です。
過剰に使用すると肌に負担をかける場合があり、その結果、逆に肌荒れにつながる可能性があります。
基本的にはバストアップや保湿効果など目的に応じて、適量を手に取り、優しく伸ばすようにしましょう。
特にバストケアやムダ毛抑毛のために全身ケアを行う場合は、日々の使用量とペースを一定に保つと効果が持続しやすくなります。
また、使用後に肌の調子を観察することで、自分に最適な頻度や量を見つけることが可能です。
クラブホルモンクリームの正しい塗り方は?

クラブホルモンクリームを塗るときは、適量を手に取り、顔やボディの気になる部分に優しく伸ばします。
顔の場合には、乾燥が気になる頬や口元に重点を置きながら、円を描くようにマッサージする塗り方で浸透を促すのがおすすめです。
乾燥がひどい箇所には、重ね塗りをすることで保湿力を高めることができます。
ただし、一度に塗りすぎるとベタつきや肌の負担になるため、少量ずつ調整しながら自分に合った塗り方を模索することが大切です。
クラブホルモンクリームでよくある間違った使い方は?
クラブホルモンクリームを使用する際によくある間違いとして、過剰な塗り方をしてしまうことが挙げられます。
クラブホルモンクリームは質感がやや重めのため、塗りすぎると肌がベタついたり、毛穴詰まりの原因になる可能性も。
また、グリコールなどの成分が含まれているため、肌が弱い方が長期的に使用すると刺激感や副作用を引き起こす場合があります。
さらに、化粧下地として使う際に、ファンデーションを重ねすぎると馴染みにくくムラになることがあるため、注意が必要です。
顔だけじゃない!全身ケアにも万能なクラブホルモンクリームの使い方

クラブホルモンクリームは顔だけではなく全身に使用できる女性ホルモンクリームです。
軽いテクスチャーの使い心地と伸びの良さから、広範囲に手早く塗ることができるため、全身のケアを効率的に行いたい方におすすめです。
つぎは、体にも万能に使えるクラブホルモンクリームの使い方を紹介します。
乾燥が気になる肘や膝、かかとに塗って保湿

クラブホルモンクリームは、保湿効果に優れた全身ケア用のアイテムとして多くの口コミ評価を集めている女性ホルモンクリームです。
特に、女性ホルモン成分のエチニルエストラジオール配合による保湿効果が、乾燥肌の予防に役立ってくれます。
使い方はシンプルで、肘や膝、かかとなど、乾燥が気になる部分に塗り込むだけです。
角質を柔らかくし、しっかりとうるおいを与えてくれるため、滑らかな肌触りへと変化していくのを実感できるでしょう。
クラブホルモンクリームはプチプラ価格なので、ボディケアクリームとして毎日のケアに惜しみなく使用できる点も魅力です。
脇やデリケートゾーンの黒ずみやくすみ対策
クラブホルモンクリームは肌の乾燥を防ぐだけでなく、黒ずみやくすみを抑え、より明るく透明感のある肌を演出する効果も期待されています。
継続的な使用によって、肌のキメが整いやすくなり、自然なトーンアップ効果が実感できるとの口コミも多数寄せられています。
特に、脇やデリケートゾーンの黒ずみやくすみ対策に活用されることが多く、その効果は口コミでも確認済みです。
バストアップクリームとしても使用されることが多いクラブホルモンクリームは、バストトップの黒ずみやくすみのトーンアップ効果も期待できます。
ハンドクリームとして活用して手荒れ予防

クラブホルモンクリームはその高い保湿力と吸収性から、ハンドクリームとしても非常に優秀です。
手肌が乾燥しやすい季節や、頻繁に手洗いをする状況でも、軽くなじませるだけでしっとりとうるおいを持続できます。
クラブホルモンクリームは香りも上品で落ち着いているため、日中のケアにも抵抗感なく使えるのがうれしいポイントです。
さらに、コストパフォーマン